暑い夏には欠かせない、喉ごしさっぱりの冷たいそうめん。つるっと、いくらでも食べられると思って多めに作りすぎてしまうこともあるあるです。
今回の記事では、余ってしまったそうめんの保存方法や賞味期限、アレンジレシピについてなどをご紹介していきます。
そうめんの賞味期限や保存期間は？
乾燥時のそうめん（茹でる前）の賞味期限は、通常2～3年ですが、一度茹でるとその期間が短くなります。
時間の経過と共に品質が落ち、茹でたてのような滑らかさは失われてしまいます。特に風味や食感を重視しないのであれば、冷蔵庫で約2日間は保存することができます。
そうめんの保存方法は？
茹でたそうめんは伸びやすく、保存する際には注意が必要です。しかし、適切な方法で保存すれば、美味しく楽しむことができます。ここで、そうめんの保存方法を2つご紹介しましょう。
そうめんを冷蔵庫で保存する場合
1～2日以内に食べる予定がある場合は、冷蔵保存が最適です。
茹でたそうめんは、水分をしっかりと切った後、ラップで包みます。その後、水分が出ても大丈夫なように密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
茹でそうめんは空気に触れると劣化しやすいので、ラップで包む際は空気に触れないようにすることがポイントです。
そうめんを冷凍庫で保存する場合
余った茹でそうめんをすぐに食べる予定がない場合は、冷凍保存が適しています。ただし、冷凍すると、そうめん特有の風味やツルツルした食感は少し失われ、乾燥しやすくなることがあります。
冷蔵保存と同じく、茹でたそうめんは水分をしっかり切り、ラップで包むのが重要です。解凍しやすいように、そうめんを薄く広げることがポイントです。
ラップで包んだそうめんをフリーザーバッグに入れ、空気を抜いてから冷凍します。小分けにすると使用時に便利です。
空気が含まれると霜が付きやすく、そうめんが劣化する原因になりますので、空気を抜きながら包むのが効果的です。四角い形に成形すると、空気を取り除きやすくなります。
また、手のひらサイズの量に分けるのがおすすめ。スープや炒め物に加えやすくなるので「そうめんチャンプル」などに活用できます。
解凍は自然解凍や電子レンジで行えますし、スープには凍ったまま加えることもできます。
冷凍そうめんのアレンジレシピ
冷凍したそうめんを食べる際は、加熱してアレンジするのが良いでしょう。
- 例えば、温かいスープに入れてにゅうめんにする。
- 揚げて「揚げ麺」にしてあんかけソースをかける。
- キャベツや豚肉と組み合わせてお好み焼き風にアレンジする。
などなど。
冷凍保存する際は、解凍してからどのようにアレンジするかを考えておきましょう。
冷凍保存の期間の目安
私の経験では、茹でたそうめんを1ヶ月以上冷凍保存したことはありませんが、2～3週間以内に食べるのが良いと思います。
家庭用の冷蔵庫は開閉が頻繁で、自分で包んでいると密封度が低く、そうめんが劣化しやすくなります。
固まったそうめんの対処法
冷蔵や冷凍で保存した茹でそうめんは、でんぷんが表面に出て麺同士がくっつきやすくなります。麺を無理に掴むと折れたり崩れたりする恐れがあるため、流水で優しくほぐすのが良い方法です。
コンビニで購入したそうめんに付属している「ほぐし水」のように、家庭で茹でたそうめんも流水で洗うと、でんぷんの糊が溶け、ほぐしやすくなります。
水道水をザルに入れたそうめんに均等にかけ、水分を取り戻した後に水気を切れば、使用準備が完了です。
まとめ
余った茹でそうめんは、冷蔵庫や冷凍庫での保存が可能です。茹でたそうめんは時間が経つにつれて伸びやすくなり、元の風味や食感が変わることがありますが、冷蔵保存なら約2日間、冷凍保存であれば2週間から3週間程度は持ちます。
冷凍保存したそうめんを使う際は、アレンジ料理に活用するのがおすすめ。例えば、
- 小麦粉の代わりに使ってチヂミやお好み焼きを作る。
- ソーメンチャンプルーやにゅうめん、味噌汁などの汁物に加える。
などなど、様々な方法で美味しく楽しめます。これによって、余ったそうめんを無駄にすることなく、食卓を豊かに彩ることができます。