Zoomにおけるピン留めとは、オンライン会議中にある特定の参加者の映像を画面上に固定する機能をいいます。
この操作は個々のユーザーの操作に限られており、プライベートな設定として機能しますので、他の出席者やホストには通知されません。
特に会議の参加者が多い場合などは、会議中のコミュニケーションを円滑にし活性化することにも有効な機能です。
Zoomミーティングが日常的なコミュニケーションツールとなっている今、これらの便利な機能を駆使して、スムーズに会議を進行することが求められます。
この記事では、ピン留めする方法やその他の機能との比較、そして他人に気付かれるリスクについて解説していきます。
Zoomのピン留めは他ユーザーに知られるの?
Zoomでのピン留めは、他のミーティング参加者やホストに通知されることはなく、操作していることが知られる心配もありません。
ホストであっても、他の誰がどの参加者をピン留めしているかまで把握することはできません。この設定は個別のデバイスでのみ機能するため、他のユーザーには映らないのです。
ピン留めすることでミーティングへの集中力が高まることが期待できる一方で、もし相手にそのことが知られた場合、不快感を与えたり信頼を損ねたりするリスクについても考えなければなりません。
Zoomのオンライン会議中にピン留めをしてもホストや参加者に通知されないと言いましたが、以下のケースでは、相手に知られてしまう可能性がありますので注意しましょう。
- 自分のPC上の画面を共有している時
- 録画したオンライン会議を共有する場合
Zoomでピン留めする方法とその解除手順
Zoomのオンライン会議中にピン留めする手順は以下の通りです。
- ピン留したい参加者にカーソルをおき「…」が表示されたらクリックする。
- メニューから「ピン」を選択し、クリックする。
誤ってピン留めをしてしまった場合でも、「ピンを削除」をクリックすれば解除できます。
これで、通常のギャラリービューに戻り、もちろんピン留めを解除したことも他の参加者には知られることはありません。
Zoomでピン留めができない時の対処法
Zoomアプリのバージョンが最新ではない場合、ピン留め機能が使用できないことがあります。Zoomは頻繁に更新されるため、最新情報は公式ウェブサイトで確認してください。
アプリを更新は以下のステップで実施できます。
- Zoomにログイン。
- 画面右上のアカウントアイコンをクリック。
- 表示されるメニューから「アップデートを検索」を選択。
- 画面に従い、アップデートを確認のうえインストール。
Zoomアプリのアップデートは通常数分で終わります。長い間使用していなかったZoomを開く時は、アプリが最新かどうかを確認することをおすすめします。
因みに、ピン留め機能はZoom参加者が3人以上のときに利用できます。参加者が2人のみの場合、相手のビデオ画像は自動的に大画面で表示されピン留めの必要がないからです。
Zoomでピン留めできる上限
Zoomでは最大9名の参加者をピン留めできます。2020年のアップデートで、以前は1名だった上限を大幅に増加しました。多くの参加者がいる会議では、この機能は特に有効です。
ピン留めとスポットライトの機能の違い
ピン留めとスポットライト機能の最大の違いは、スポットライトがホストによってのみ設定され、その参加者が全員の画面に大きく表示される点にあります。一方、ピン留めは個々のユーザーが自分の画面で行うプライベートな操作です。
スポットライトの設定方法
ミーティング中に以下の操作手順によりスポットライトを設定できます。
- 参加者リストの中から対象にカーソルを合わせる。
- 「…」のオプションをクリックし「スポットライトに設定」を選択。
スポットライトを解除するには、指定のビデオにカーソルを合わせ、「スポットライトを解除」を選びます。
このスポットライト機能はホスト限定で、全参加者に影響します。PC、タブレット、スマートフォンなど全デバイスで利用可能です。