予告なく訪れるNHKのBS放送受信契約を迫る訪問者。以下のケースで貴方が支払いを拒否するのは、正当な権利であるといえます。
- 自宅にテレビがない
- BS分波器がない。(受信できない)
- NHKのBS放送を視聴していない
この記事では、効果的な断り方、しつこい訪問者に対する対応策、事前にできる準備、そして住宅タイプ別(一戸建て、マンション、アパート)の具体的な対処方法、さらには間違って契約してしまった際の解約手続きについても詳しく解説します。
【NHK】BS放送受信料を払わない方法
NHK放送の集金者は突然やってきます。まず重要なのは、ドアを開けることなくインターホンでのみ対応することです。
単刀直入に「テレビを所有していない」「視聴していない」と毅然とした態度を取りましょう。何より重要なのは、断固として「払わわない」という意志を示すことです。
マンション・アパートの場合
オートロック付きのマンションやアパートでは、訪問者がエントランスから中に入ることを絶対に防いでください。
一度入られると、他の住民の部屋の前にまで行ってしまう恐れがあります。さらに、マンションやアパートではオーナーがBSアンテナを設置していることがあるため、訪問者はそれを理由に料金の請求を試みることがあります。
前述のとおり、自宅にテレビがない、あるいはBS分波器がない場合は、支払い義務は発生しません。相手が引き下がらず強硬な態度が過ぎる場合は、「警察を呼びます」と告げるか、最悪 防犯ブザーを鳴らすのもありです。
戸建住宅の場合
戸建に住んでいると、車の有無や生活の音から居留守がばれやすいこともあります。
避けられない場合は、インターホンを通して対応してください。一戸建ての敷地は私有地であるため、「無断で敷地に入らないでください」と冷静に伝え、相手を追い払いましょう。
迷惑行為をする訪問者が現れた時は、玄関周辺に防犯カメラを設置し、トラブルが発生した際の証拠として録画しておくこともできます。
【NHK】BS放送受信料を払わない為の事前準備
NHKのBS放送受信料徴収は、予告なく行われることが多いです。家庭にいる場合、普段応対する人が不在である可能性も考えられるため、家族全員で対応方法を共有しておくことが大切です。
訪問者はしばしば同じ時間帯に何度も訪れ、あらゆる方法で視聴料を徴収しようとするため、注意が必要です。
家族が不快な思いをすることがないよう、最初の対応をしっかりと行い、再訪を防ぐための印象を与えることも効果的な戦略の一つです。
対応方法として避けたいのは、「視聴方法がわからない」「BS放送が見れるかどうか分からない」などといったあいまいな理由を述べることです。
集金担当者は「契約に至る可能性がある」と勘違いさせることに繋がります。そうした対応をしてしまうと、彼らが後日再び訪問する可能性が高くなります。
「視聴する設備がないため、今後も契約する予定はない」とはっきりと伝えることで、集金担当者を納得させることが大切です。
【NHK】未契約時のBS放送 受信契約義務
NHKのBS放送を視聴できる環境にある人が、受信契約の対象となります。受信設備がなく、視聴不可能な場合は支払い義務は発生しません。
集金担当者が「放送法に基づいて支払わなければならない」と主張することもありますが、BS放送はアンテナや分波器などの特別な設備が必要です。テレビやワンセグ機器のみを所有している場合、支払いの対象とはならないわけです。
【NHK】BS放送受信料 解約方法
視聴できないのに誤ってNHK BS放送に契約してしまった場合、解約はNHKに直接電話での手続きが必要です。
オペレーターは「ケーブルテレビや光回線を通じた視聴可能性」「共用アンテナの有無」「個人でのアンテナ設置」などを尋ねることがありますが、これらの質問にはすべて「いいえ」と答えましょう。
オペレーターがしつこい場合、「強風でアンテナが破損し、今後新たに設置する予定はない」と具体的に伝えることが重要です。
【NHK】BS放送受信料
参考までに、執筆時点のNHK BS放送受信料について説明します。
標準 | 家族割引後 | |||
衛生契約 (地上+衛生) |
特別契約 | 衛生契約 (地上+衛生) |
特別契約 | |
2か月払い | 3,900円 | 1,720円 | 1,950円 | 860円 |
6か月払い | 11,186円 | 4,934円 | 5,593円 | 2,467円 |
12か月払い | 21,765円 | 9,599円 | 10,882円 | 4,799円 |
※特別契約とは、以下のいずれかに該当するケースが対象となります。
- 地上波テレビ放送の視聴が困難な地域(但し、自然地形による)
- 列車・電車等の営業用車両において衛生放送のみ受信する契約
※家族割引は、以下のいずれかに該当するケースが対象となり、受信料額の半額が割引されるサービスです。
- 同一生計内の複数の方が、それぞれ個別に放送受信契約を締結する場合
- 同一放送受信契約者が、複数の放送受信契約をする場合
また、支払い方法は以下の中から選択できます。
- 支払い方法:口座・クレジットカード、継続振込(振替用紙による)
- 長期前払いや口座・クレジット払いの方が銀行振込よりも少し割安になります。
(引用元:NHK公式サイト https://www.nhk-cs.jp/jushinryo/pricelist.html)
まとめ
- 視聴環境がなく、将来的に視聴する予定がないことを明確に伝える。
- 家族間で情報を共有し、誰が対応しても契約しないよう事前に準備する。
NHK BS放送受信料の集金担当者は、新築の戸建てや新しく引っ越したマンション・アパートの住所を狙って訪問することがあります。新住所に引っ越したばかりの方々は、このような訪問に備えておくべきです。
一度断っても、集金担当者が期間をあけて再訪することも珍しくないため、訪問には常に警戒し、支払い意志がないことをはっきりと伝え続けることが大切です。
こうした一貫した対応が、将来的に不要な訪問や圧力を軽減する助けとなります。