今回は、足の長さをテーマに以下に示す内容について解説していきます。
- 足の長さの平均(男女別)
- 足の長さの正しい測り方
- 足の長さはいつ決まるのか
足の長さの平均について
身長が高い人ほど足が長くなる傾向があります。身長によって足の長さは変わるので、足の長さの平均値だけでは足が長いか短いかを判断するのは困難です。
足が長いか短いかを判断するのは、股下比率によって判断基準とすることができます。
股下比率とは、「身長に対する足の長さの割合」であり、以下の計算式で算出することができます。
股下比率=股下の長さ(cm)÷ 身長(cm)× 100
日本人の股下比率の平均は、女性:約44%、男性:約45%。つまり、女性で44%以上、男性で45%以上なら「足が長い」といえます。例えば、女性のモデルさんの股下比率は約50%前後といわれています。
足の長さの正しい測り方
足のサイズ、すなわち股下の長さの正確な測り方について解説します。
「股下」とは、足の付け根から足裏までの距離です。自宅で測る時は、横になると測りやすいです。使うものは水の入ったペットボトルとメジャーだけ。
1. 壁を背にして仰向けになり、足を壁につけてまっすぐ伸ばします。
2. 股下に水を入れたペットボトルを置きます。
3. ペットボトルをその場に留めつつ、ゆっくり立ち上がります。
4. 壁からペットボトルまでの距離をメジャーで測ります。
空のペットボトルだと軽すぎてずれてしまうので、水を入れて重みを持たせるのがコツです。もちろん開封前のペットボトルでもかまいません。
さらにもう1つ足の長さを測る方法として、自分の持っているズボンの股下の長さを測る方法があります。
オンランショップなどズボンを買う時は、股下寸法のサイズ表から容易に選ぶことができるので、自分の股下寸法を知っておくと大変便利ですね。
準備するのはメジャーだけでOKです。
1. ズボンを床に平に置きます。
2. パンツの内側の縫い目に沿って、股の部分から裾までの長さをメジャーで測ります。
縫い目が曲がっている場合は、その形に合わせて測ることが大切です。
足の長さが決まる要因
足の長さは、主に遺伝によって決まると言われています。例えば、足が長いと評判の芸能人やモデルの家族も、同じように足が長くてスタイルがよいケースが多いです。
でも、遺伝だからと言って諦める必要はありません。日常の生活習慣を見直すことで、足を長く見せる効果を得ることができます。
O脚を治したり、むくみを取るストレッチをしたり、ヒップアップのために筋トレをすることで、足がすらりと長く見えるようになるものです。
子どもたちの足の長さは?
近年、見た目には子どもたちの足が長く見えることもありますが、実際のデータはそれとは異なる結果を示しています。
記録された子どもたちの平均身長は、過去に最も高かった時から若干縮んでおり、その中でも特に足の長さが減少している傾向にあります。
これは、全体的に胴が長く足が短い体型に変わってきていることを意味します。
この変化は少し驚きかもしれませんが、生活習慣の変化が原因と考えられます。子どもたちがスマートフォンやゲームを多用することで、生活が不規則になり睡眠不足や運動不足が子どもたちの成長に悪影響を与えているのです。
健康的な成長とバランスの良い体型を保つためには、日々の生活習慣に保護者が注意を払うことが大切です。
まとめ
足の長さは、股下比率が判断基準となります。つまり身体全体のプロポーションによって決まるもので、身長が低いからといって足が短いとは言えません。
足の長さについてのポイントをまとめますと、
- 足が長く見えるかは、全身のバランスに依存します。
- 自分の服の股下サイズを把握しておくと便利です。
- 足の長さは主に遺伝によって決まります。
- 子どもの体型を改善するためには、生活習慣が重要です。
残念ながら股下比率は遺伝的要素が大きいのですが、日々の習慣を見直すことで理想の足の長さを目指すことは可能です。ストレッチや筋トレだけでなく、服装によっても足を長く見せることができます。