今回の記事では、ポリタンクの寿命や使わなくなったポリタンクの処分方法についてご紹介していきます。
ポリタンクの寿命
灯油用ポリタンクは耐久性が高く、10年以上使い続けている家庭も珍しくありませんが、一般的には製造から約5年が寿命とされています。
長期間の使用で劣化が進むと灯油を入れた際に問題が発生する可能性があるため、使用年数を確認し、定期的な交換が望ましいです。屋内で保管していても、使用可能年数に変わりはありません。
灯油が入ったポリタンクの処分方法
ポリタンクに残った灯油を処理する方法は、廃棄時の重要なポイントです。
ポリタンクに残っている古い灯油が少量の場合は、新聞紙や布を使って吸い取り、「可燃ごみ」として処分することができます。ただし、灯油が漏れないように注意が必要です。
灯油を吸収した新聞紙や布は、ビニール袋に入れたり、乾いた新聞紙や布で包んでから指定のごみ袋に入れるとより安全です。
ただし、自治体によっては灯油を含んだ紙や布の廃棄を禁止している場合があるので、廃棄する前にごみ出しのルールを確認しましょう。
ポリタンクの処分方法
灯油用ポリタンクを処分するための方法を紹介します。自分の状況に合った最適な方法を選んで、正しく処分してください。
購入店での回収
ポリタンクを購入した店舗で回収してもらえることもあります。このサービスは一部の店舗に限られており、回収に費用がかかることもあるので、事前に店舗に問い合わせて確認することが大切です。
ガソリンスタンドでのポリタンク回収
ガソリンスタンドにポリタンクの処分を依頼する方法もあります。灯油を扱うガソリンスタンドの中には、不要になったポリタンクの回収サービスを行っているところがあります。
購入したガソリンスタンドでポリタンクを引き取ってもらえることもありますが、このサービスが有料か無料かは店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。
また、ポリタンク内に灯油が残っている場合でも引き取ってもらえる可能性があるので、古い灯油の処理が容易になります。
ただし、ポリタンクの回収を行っているガソリンスタンドは限られているため、事前に確認して適切な店舗を探すことが大切です。
可燃ゴミまたはプラスチックゴミとして処分
空になったポリタンクは、地域によるゴミ分別ルールに従って処分できます。多くの場合、可燃ゴミやプラスチックゴミとして扱われますが、自治体によってルールは異なります。
指定されたゴミ袋に入れて、決められた収集時間に出しましょう。サイズによっては「50cm以上は粗大ゴミ」と分類される場合がありますが、通常のゴミ袋に入れるためにはカットしてサイズを調整する必要があります。
廃品回収業者の利用
ゴミ袋に入らないサイズのポリタンクや、廃棄物処理施設への搬送手段がない場合は、廃品回収業者への依頼がおすすめです。
この方法の利点は、ポリタンクだけでなく他の不要な物品も一緒に処分できることです。家や倉庫の整理にも役立ちます。
廃棄物処理施設への持ち込み
ポリタンクを廃棄物処理施設、例えばクリーンセンターに持ち込む方法もあります。営業時間内であれば自分の都合に合わせて持ち込むことができます。
施設によっては無料で処理してくれるところもありますが、ほとんどの場合はポリタンクの重さに応じて処理費用がかかります。
一般的には10kgあたり50円から200円が相場ですが、少量の場合は割高になることがあります。また、自分で運搬と荷下ろしを行う手間と時間を考慮する必要があります。
知人への譲渡
近くに灯油を使用する知人がいる場合、不要になったポリタンクを譲るのも良い選択です。特に灯油の価格が高い時には、ポリタンクの処分は手間がかかる作業になります。
新しく一人暮らしを始めた人や引っ越したばかりの人には、ポリタンクが必要な場合もあるので、不要なポリタンクを提供するのは良いアイディアです。
また、地域のオンラインプラットフォームで「譲ります」の投稿を利用するのも一つの手段です。
まとめ
ポリタンクや灯油の廃棄を行う際は、居住地の自治体のゴミ処理規則に従い、環境に配慮した方法を選ぶことが重要です。
適切な処分方法を選ぶことで、環境への負荷を最小限に抑え、安全に廃棄を行うことができます。
廃棄を放置すると将来的に処理費用が高くなる可能性もあるため、必要に応じて適切なタイミングで処分することが推奨されます。