梅雨時期など湿気が多い季節になると、洗濯物を干すと嫌なにおいが気になりますよね。その原因は、生乾きだけではなく洗濯槽内の菌やカビが原因となっている場合があります。
洗濯槽を定期的に掃除することで、菌やカビの発生を予防することができます。しかし、専用洗剤はあまり家に常備していないものです。ここで、意外な解決策があります。
なんと、キッチンハイターで洗濯槽を簡単に掃除できるんです。
この記事では、キッチンハイターを使った洗濯槽の掃除方法と、掃除後に洗濯槽を清潔に保つ方法を紹介します。
キッチンハイターで洗濯槽をピカピカに!
洗濯槽専用洗剤とキッチンハイターはどちらも塩素系洗剤です。そのため、洗濯槽の掃除にも使えます。塩素系洗剤の効果は主に除菌・消臭・漂白の効果があります。
塩素系洗剤は次亜塩素酸ナトリウムを含み、強い除菌力が特徴。実は、ノロウイルスの除菌にも効果があります。普段は薄めて使うキッチンハイターも、洗濯槽を掃除するときは1本まるごと使うことをおすすめします。
同じ漂白を目的とする洗剤には塩素系と酸素系洗剤があります。酸素系洗剤は汚れを浮かせる効果があるため洗濯槽の掃除にも使えるのですが、浮かせたカビを分解する力はありません。
酸素系洗剤は塩素のような刺激臭がなく、快適に掃除できますが、浮き上がった汚れを適切に処理する必要があります。
換気が難しい場所や塩素臭を避けたい場合は、酸素系洗剤がおすすめです。この場合は、洗濯用の酸素系漂白剤やハイターをキッチンハイターのように1本使い切る方法が良いでしょう。酸素系洗剤は、塩素系のような臭いがしないため、1本使っても臭いが残りません。
キッチンハイターによる洗濯槽の簡単お掃除術
洗濯槽をピカピカにするためのキッチンハイターを使った方法を分かりやすく解説します!
- 洗濯槽に水を満たします(ぬるま湯でもOK)。
- キッチンハイター1本を投入。
- 洗濯槽を約10回転させます。
- 2~3時間放置。
- さらに2~3回転。
- 洗濯槽の水を排水。
- 「洗う・すすぎ・脱水」のサイクルで洗濯機を空運転します。
実は、キッチンハイターを使った洗濯槽の掃除はとても簡単ですが、いくつか注意する点があります。
塩素系洗剤を使用する際、頭痛や気分が悪くなるのを防ぐためにも換気をしっかりと行いましょう。また、塩素系洗剤と酸素系洗剤を混ぜると有害なガスが発生する可能性があるので、絶対に混ぜ合わせないようにしてください。
掃除をした後、洗濯槽を綺麗に保つためにはどうしたらよいでしょうか?
掃除後の洗濯槽を綺麗に保つポイント
カビの主な原因は洗濯槽に残った洗剤のかすです。これが湿気と結びついてカビが繁殖します。槽乾燥モードを週に1度使うことで、湿度を下げるのに役立ちます。また、洗濯機の蓋を日常的に開けておくことも重要です。
洗剤の過剰使用を避けることも大切です。多くの人が洗剤を多めに使いがちですが、「洗濯用マグネシウム」の使用も一つの良い選択です。これは洗剤を使わずに汚れや臭いを落とすことができ、経済的で環境にも優しいアイテムです。
ドラム式洗濯機でも安心!キッチンハイターによる洗濯槽の掃除術
ドラム式洗濯機の洗濯槽もキッチンハイターを使って掃除することができます。ただし、ドラム式の場合は、浮いてくる汚れを手で取り除くことができないため、酸素系洗剤の使用は適切ではありません。
ここでは、ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する際の重要なポイントをお伝えします。
洗濯槽に入れる水の量は最小限にし、蓋を開けても溢れないように注意してください。
洗濯機のメーカーや機種によっては、キッチンハイター使用が適さない場合もありますので、取扱説明書などで予め確認しておくことも肝要です。
簡単に洗濯槽がきれいになるからといって、メーカーが推奨する使用方法を無視してはいけません。安全かつ効果的な掃除方法を実践しましょう。
洗濯槽の掃除術と適切なメンテナンス方法:まとめ
強力な除菌力、消臭効果、そして漂白効果を備えた塩素系洗剤であるキッチンハイターを1本使うことで、洗濯槽を簡単に掃除することができます。
キッチンハイターを使用する際の基本原則として、適切な換気を行うことと、酸素系洗剤との混合は絶対に避けることです。
ドラム式洗濯機を掃除する場合は、キッチンハイター使用の要否を確認のうえ過剰に使わないよう使用量にも注意してください。
これらを定期的に行うことで洗濯槽にカビや菌が繁殖することを防ぎ、洗濯物がより清潔に保つことができるようになり嫌な匂いもなくなります。