今回は、2017年12月に倒産したジャパンライフ株式会社の元会長・山口隆祥氏や元社長・山口ひろみ氏に注目していきます。
山口会長やひろみ社長はどんな人物なのか?
学歴や経歴についてや資産についてなど、
気になる話題に迫っていきます。
山口隆祥会長のプロフィール&経歴
山口 隆祥(やまぐち たかよし)
出身地:群馬県伊勢崎市
生年月日:1942年
著書:『いま、何をなすべきか』すずらん書房、1975年 (Suzuran books)『巨億を築く99の秘伝 : 夢と野望を実現する豊かな人生を』すずらん書房、1976年 (すずらんブックス)
(出典:Wikipedia)
山口会長は、高校卒業後、富士重工の工員として勤務。
2年後に退職し、「ジェッカーチェーン」を創業します。
しかし、マルチ商法との批判が高まり行政処分を受けた後に倒産。
1975年、「ジャパンライフ」を創業し、社長に就任します。
ジャパンライフの概要について簡単に触れると、
主な事業内容
- 家庭用永久磁石磁気治療器の製造・卸・販売
- 化粧品の卸・販売
- 健康寝具の製造・卸・販売
- 栄養補助食品、清涼飲料水の卸・販売
場所は、千代田区のこちらにビルを構えていました。
資本金は4億7,640万円。
従業員は2017年5月11日現在で746名。
全国に78の店舗を構えて、アシスタント2000名、地域センター長1000名、アンテナショップ店主6000名と、社員と合わせて約1万名もの方で運営されていたことになります。
1980年には、財団法人ライフサイエンス振興財団を設立。
ジャパンライフは、1980年売上8億円、1983年に450億円、1985年2月期には売上高1509億円を記録するなど急成長を遂げますが、同時期に発生した豊田商事事件の影響もあり、業績が大幅に落ち込んでいきます。
一方で、1982年に国税庁の査察を受けて、約6億円の所得隠しが発覚。
山口会長は、1983年に法人税法違反で告発され、取締役へ降格。
その後、元警察官僚の相川孝氏を後任社長とし、健康産業政治連名を設立。
1985年、ジャパンライフによるマルチまがい商法が国会で何度も審議され一旦辞任しますが、2007年、娘の山口ひろみ氏がジャパンライフの社長に就任し、自らは再び会長に返り咲きました。
山口ひろみ社長のプロフィールや資産は?

出典:http://net.keizaikai.co.jp
山口 ひろみ
出身地:東京都
生年月日:1972年
学歴:聖心女子大学文学部外国語外国文学科卒業
山口ひろみ社長が会社を紹介する動画がUPされていましたので、ご紹介いたします。
しかし、山口ひろみ氏が社長に就任してからも度重なる行政処分を受けることになります。
2014年、消費者庁から行政指導。
2015年9月10日、消費者庁の立ち入り検査。
2016年12月16日、2017年3月16日、11月、12月と4回に渡って消費者庁より行政処分。
そして、
2017年12月12日、本社不動産を売却。
山口ひろみ氏は社長を辞任します。
同年12月20日、巨額の債務超過を顧客に隠して勧誘したなど詐欺や預託法違反の疑いにより、被害対策弁護団から愛知県警察に告発状が提出されました。
このことで、12月20日、21日と手形が不渡りとなり、26日に取引銀行からの取引停止処分を言い渡されて、倒産しました。
負債総額はなんと、2,405億円にものぼります。
しかしながら、同社に残っていた資産はというと、不動産を売却しても最大4~5億円ということです。
顧客の再建よりも従業員への未払い給与約10億円への弁済が優先されるため、最も被害を受けた債権者である顧客への配当が厳しい状況だと言われています。
会社の理念を信じて資金を投じた顧客にとって、全く納得がいかない現実ですよね。
しかも、被害に遭われた方の多くは高齢者であり、6,855人にものぼります。
今後の最新情報については、下記の公式サイトから発信されるようです。