共通テストは人生の中でも特別なイベントです。試験が近づくにつれて、不安を感じる人も多いでしょう。そんな時、冷静さを保つことが何よりも大切です。
試験にどんな服装で行けばよいか不安に感じたり悩んだりするのは、時間も勿体ないし精神的にもよくありません。今回の記事では、試験日を快適に過ごすための服装選びについて、いくつかポイントを紹介します。
【共通テスト】制服も私服も自由
何を着て行けばいいのか、特に初めての大学入試では悩むものですが、現役生だけでなく浪人生も含め制服か私服かは自由です。
私服を選ぶメリットとしては、自宅で着慣れているので動きやすくリラックスできること等があげられますが、場に合った服装でないと注意されるケースもあるので気をつけましょう。
一方、制服のメリットは、何も考えず準備が楽であったり、注意されにくいなどがあげられますが、堅苦しくリラックスできにくいなどのデメリットも考慮する必要があります。
結局のところは、自分に合った服装を選ぶことが一番です。
【共通テスト】服装の注意点
共通テストでは、温度調整がしやすい服装を選ぶことが勧められます。試験会場によっては、暑かったり寒かったりすることもありますから、服装で集中力を失わないようにしましょう。
試験当日は、変化に対応できるリラックスした服装を選び、可能であれば着替えや追加のレイヤーを準備するとよいでしょう。どんな状況にも対応でき、試験のパフォーマンスを最大限に引き出せます。
小さなことでもしっかりと準備をしておくことが、成功へのカギとなります。服装はその準備の一部ですが、自分が最も快適で、自信を持てる選択をすることが大切。
不測の事態に備えて、小さなバッグには着替えや必要に応じて調節可能な衣類を準備しておくと安心ですね。
自分らしさを保ちながら、試験に最適な環境を整えることにつながります。重要なのは、自分にとっての最適な準備を整え、試験に集中できる状態を作り出すことです。
【共通テスト】避けた方がよい服装
私服で受験する場合、すべての服装が許可されているわけではありません。特に、試験と関連する可能性のある英語や漢字、地図がデザインされた衣服は受験のルールで禁止されています。
もし試験会場にそのような服装で行った場合、試験官から服を裏返しにするよう指示されたり、場合によっては脱ぐよう言われることがあります。
共通テストが冬場に実施されることを考えると、もし服を脱がなければならなくなったら、寒さを感じる可能性があります。
緊張している状況で予期せぬトラブルに遭遇すると、集中力が散漫になる恐れがありますので、試験当日に着ていく服は事前に慎重に選ぶことが推奨されます。
シンプルな無地の服はもちろんのこと、ブランドのロゴなど小さなプリントがある服も一般的には問題ありません。
制服がない場合には、学校指定のジャージを着用するのも良い選択です。これは動きやすく、試験中に快適に過ごせるため、実は大学共通テストに適しています。
大事なのは、試験に関連しそうなプリントがある衣類を避け、TPOに合った服装をすることです。試験の服装選びは、社会生活での服装選択スキルにも繋がります。
試験にふさわしい服装かどうか?家族や友達、先生などにも確認して事前にしっかりと検討しましょう。
【共通テスト】服装について学校の指示がある場合
共通テスト時の服装について、現役生は学校からの指示がある場合が多いです。そのような指示がある場合は、それに従うことが大切です。
同じ学校の生徒たちと試験会場で近くになることもあり、異なる服装をしていると目立つことがあります。服装が成績に直接影響するわけではありませんが、適切でない服装は良くない印象を与えかねません。
そのため、制服での受験が指示されている場合は、その指示に従いましょう。これにより、試験当日は服装の心配から解放され、試験に集中できるようになります。
【共通テスト】服装以外の注意点
受験シーズンは、体調を崩しやすくインフルエンザや新型コロナウイルス感染のリスクも高まります。予防接種を受け、手洗いをこまめに行い、適切な睡眠と栄養を心がけて日常から健康管理と感染症対策に努めましょう。
試験の前夜は、準備が整ったらなるべく平常の生活リズムを保つことが大切です。睡眠に苦しんでも、部屋を暗くして安静に過ごすだけで、身体は休息を得られます。
試験日に緊張を感じたら、深呼吸から始めましょう。鼻から深く息を吸い、口からゆっくりと息を吐くことで、心身の緊張を和らげることができます。
また、落ち着くためのアイテム、例えば温かい飲み物を準備しておくと良いでしょう。緊張するのは誰もが同じです。これまでの努力を信じ、自信を持って試験に臨んでください。
【共通テスト】持ち物リスト
【必らず持っていくもの】
- 受験票と顔写真がついた証明書
- 「受験上の注意」書類
- 学生証や身分証明書
受験票と顔写真は、切り離さずに持って行くことが重要です。もし受験票を失くしたら、試験場で早急に「仮受験票」を申請することが必要です。
- H、F、HBのいずれかの黒鉛筆
- プラスチック製の消しゴム
- 電動ではない小型の鉛筆削り
- アラーム機能のない時計
- 携帯電話(アラームをオフに設定)
試験中に机の上に置くことができるのは、黒鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、時計です。黒鉛筆は数本準備し、鉛筆削りも用意しておくと良いでしょう。
マークシート記入には黒鉛筆を使用し、計算用紙にはシャープペンシルも使えますが、マークシートへの記入忘れに注意が必要です。
時計は、試験に必要な機能のみを持つものを選び、携帯電話のアラームは事前にオフにしておきましょう。
- 余分に持っていく交通費
- 試験場への道のりがわかる地図
- 昼食や飲み物
- ハンカチやティッシュペーパー
- 「上履き持参」と記載されている場合は、上履きとそれを入れる袋
【必携ではないけど、持っていったほうがよいもの】
- 勉強に使った参考書
- マスク
- メガネや目薬
- カイロや膝掛け、座布団、追加の上着
- 雨具
- リラックスできるアイテム(例:お菓子)
お弁当や飲み物は、普段から慣れ親しんだものを選ぶと良いです。休憩時には、糖分補給にチョコレートなどが役立ちます。
メガネを使用する場合は、写真と同じメガネを準備し、急な眼鏡の必要性に備えて試験官に申し出ることも忘れずに。
試験会場の温度は予測が難しいため、カイロや膝掛けなどの暖かいアイテムや、温度調節しやすい服装を選んでください。しかし、プリント物のある服装は避ける必要があります。
普段使い慣れた参考書を持参することで、直前の復習や安心感を得ることができますが、持ち運ぶ量は最小限に留めることが肝心です。
過度に多くの参考書を持ち込むと、逆に焦りや混乱を招く可能性があるため、1教科につき1〜2冊を目安にすると良いでしょう。
また、普段から使用している復習ノートがあれば、それを持参するのも一つの方法です。試験直前に新しい内容を覚え込もうとするよりも、これまでの復習を確認することで、心理的な安定感を得ることができます。
試験会場や試験室の環境によっては、予想以上に寒い場合があるため、暖かいアイテムの準備が推奨されます。カイロや膝掛け、座布団の使用が許可されている場合もありますので、事前に試験監督者に確認しておくと良いでしょう。
また、重ね着ができる服装を選ぶことで、温度調節がしやすくなります。特に、学校の制服を着用する場合も、温度調節が可能なように準備をしておくと快適に過ごせます。
最後に、試験当日に持参する物品に関しては、試験の数日前にはリストアップし、準備を整えておくことが大切です。
当日の慌てや忘れ物を防ぐためにも、前もって準備をしておくと安心です。また、リラックスできる小物やお菓子など、試験のストレスを和らげるアイテムも有効です。
しかし、試験中に集中を妨げるような物は避け、必要最低限の物だけを持参するように心がけましょう。
これらの準備を整えることで、試験当日を迎える心理的な負担を軽減し、最高のパフォーマンスを発揮することができます。試験の成功に向けて、万全の準備をしましょう。